「せっかく整えたのに、家族が元に戻してくれない」
「自分には使いやすいのに、夫には使いにくいと言われた」
一緒に住む家族でも、同じ収納方法ではうまくいかない…。
そんな経験はありませんか?
こんにちは。
宝塚在住 マスターライフオーガナイザー®・クローゼットオーガナイザー®の原田ひろみです。
今回は「夫婦のクローゼット収納」について。
お互いの“使いやすさ”を尊重した収納の工夫をご紹介します。
同じ家族でも人によって収納ルールは違う

わが家は、夫と私それぞれが別々のクローゼットを使っています。
一見、同じように見えるクローゼットですが、 収納方法や考え方はまったく違います。
私は効率重視タイプ。 「見渡せて、すぐに選べる」仕組みが理想です。

一方の夫はマイルール重視。
「ある程度場所は決めて、あとはざっくりでOK。自分の感覚で決めたい」タイプです。

最初は同じ方法でしたが、結果はうまくいかず…。
そこから学んだのは、「自分に合う方法が、家族にも合うとは限らない」ということ。
吊るす収納の違い
私は「アイテム別」×「色別」
夫は「シーン別」×「ざっくり」
ハンガー収納は、私にとっては朝の時短の鍵。
洋服を「ボトム→トップス→アウター」の順に選べるようにアイテム別・色別で並べています。
視覚的にも選びやすく、コーディネートの時間が短縮できるからです。

一方の夫は、「仕事用」と「休日用」をシーン別に分けるスタイル。
吊り下げラックの右側にはスーツ、左側には休日服。
上下セットのスーツは一緒に、
上下別のジャケットやパンツはアイテム別にかけています。

使う人の洋服の選び方、行動に合わせることがポイントです。
引き出し収納の違い 立てるor重ねる
引き出し収納は、私は「立てる収納」。夫は「重ねる収納」。
引き出しを開けたとき、私は「パッと見渡せる」状態が理想なので、オールシーズン使う衣類は立てて収納。
オフシーズンの服は、深い引き出しに重ねて収納しています。

夫はというと、すべて重ねて収納。
「どこに何があるか、だいたい分かってるから大丈夫」とのこと。
私が洗濯した衣類を引き出しに入れるときに立てて収納してみましたが、そのうち重ねるに収納に変わってました。

私には分かりづらくても、夫にとっては問題なし。夫婦でも違います。
ここは自分のやり方を押しつけず夫に任せてノータッチ。
「吊り下げラック」の使い方もそれぞれ

二人とも吊り下げ収納ラックを使っていますが、使い方は全く違います。
私は、見渡せるようにするために畳むオンシーズンのトップスを収納しています。
見えることで「着る服を忘れない」工夫にもなっています。
夫は、帽子・マフラー・ハンカチなどの小物を収納。
以前は私の真似をしてポロシャツを入れていましたが、 「なんか違うな」と感じたようで、自分流にアレンジ。
夫婦のクローゼットを比較してみると、 見た目は似ていても、ハンガーの掛け方、配置、衣類の収納方法、管理スタイルも違います。
効率重視の私と、感覚重視の夫。
ポイント
大切なのは、「自分が衣類を選びやすく戻しやすい仕組みにすること」
そして、お互いの得意不得意を理解して、尊重することだと私は思っています。
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